親切と余計なお世話の間を見極める(前川直)

 こんにちは、パパFPの前川直です!

先日とっても悔しい出来事がありました。

僕は仕事として、お金の相談についてあらゆる話をお受けするのですが、突き詰めると人生の話になることが多く、お金と関係ないご相談も多々お受けしています。

 

その中で、先日、

2人目を妊娠したのだけど、夫が育児を思ったほど手伝ってくれない。

という、主婦の方(仮名:田中さん)からのご相談がありました。

 

くわしく聞いてみたところ、田中さんも彼女のパートナー(夫)もそれぞれ、ご両親が共働きだったそうで、夕食時に親がいなかったり、休日に親がいなかったりと、なかなか親と一緒に過ごす時間がなかったそうです。

 

これについて、田中さんは

自分はそれが寂しかったから、子どもたちには出来るだけ親が一緒にいる環境にしてあげたい。

と思っているそうです。

 

でも一方のパートナーさんは

親の都合で動くのは当然のこと。子どもを軸に時間を作るものではない。

と思ってらっしゃるようです。

 

ただ、まったく育児をしないのかというとそうではなく、田中さんがつわりで大変なときにお願いすると、ちゃんとミルクをあげたりオムツを変えたり、面倒を見てくれるそうで、絶対的に不満があるかというとそうでもないと。

 

そもそもパートナーさんとしては

当然、妻のことは本当に愛しているしそれは妻も十分に感じているが、子どもに対してはあまり面倒を見たいと思っていないから、子どもの面倒は原則妻にやってほしい。

というスタンスの様子。

 

田中さん自身、

子どもが生まれるまではとっても良い夫だと思ってたけど、1人目が生まれたときに自分も仕事をお休みして、仕事は夫が、育児は自分が、というつもりではあった。ただ、夫が育児に対してあまり協力してくれないと感じることが多くて、2人目を妊娠したいま、とっても不安です。

ということのようでした。

 

むむむ。

田中さんの悩みはとっても良く分かります。

ただ、パートナーさんが一方的に悪いとも思えません。

正直言うと、「妻は愛している、でも子どもは。。」という気持ち、昔は僕もちょっと感じてました。

 

それに、結局のところ、外野が色々と言っても、結局は夫婦のコミュニケーション次第なので、田中さんからパートナーさんにぶっちゃけて話をして、2人で納得できる道を手探りで探していく必要がある、それが結論だと思います。

 

ただ、目の前で困っている人がいる。育児に対して不安があり、パパに一因がある。そして僕はファイナンシャルプランナーであり、ファザーリング・ジャパンのメンバーでもある。

僕が苦しみ、妻を苦しめてしまったあのときの気持ちを、このご夫婦にはさせたくない。

 

僕の中で、「口を出さずに田中さんからのコミュニケーションを促して待つべき」という気持ちと、「僕を頼ってくれたのだから何とかしなきゃ」という気持ちが何度もせめぎ合って、さいごは「困ったらいつでもまた言ってください」と、結局何もできなかったという気持ちになりました。

 

田中さんご夫婦に限らず、子どもが生まれたことで関係に変化があり、それに(大なり小なり)苦しむ方は少なくないのだろうと思います。

 

苦しみを知る自分が、ファザーリング・ジャパンとして何をすべきなのか、親切と余計なお世話のバランスはどれくらいなのか、これからも考えさせられる日々が続きそうです。