吉村伊織コラム

みんなで「うんとこしょ、どっこいしょ」な小学校

こんにちは、吉村です。

 

新年度が始まって一ヵ月が過ぎました。
4月から新しい環境で過ごす子どもたちも
ずいぶん慣れてきたところでしょうか?

我が家では、三男が四月から新たに保育園児になりました。

まだ朝は泣くことがありますが、
遊んだり給食を食べたり元気にやっているようです。

PTAの用事で小学校に行くと、
新一年生も学校に慣れてきたようで元気に挨拶してくれます。

この子どもたちの周りには、
たくさんサポートしてくれる人がいます。

PTA会長となって学校や地域との関わりが深くなればなるほど
しみじみ感じていることです。

先生、
自治協をはじめとした地域の方々、
小学校のお兄ちゃん・お姉ちゃん
保護者、
そして、
同じ学年になった友だちも。

嬉しいことは一緒に喜び、
困ったことは一緒に乗り越える。

そんな体験をたくさんしてほしいと思います。

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「みんなで一緒に」
というのを考えると、
絵本の「おおきなかぶ」の世界が浮かびました。

おじいちゃんひとりだけでは、
大きなかぶは抜けません。

おばあちゃん、
まご、
いぬ、
ねこ、
ねずみ。

みんなそろって
『うんとこしょ、どっこいしょ』。

協力してかぶを抜きますよね。

「おおきなかぶ」なら
新一年生も知っているだろうと思い、
入学式の祝辞でこのことをお話しさせてもらいました。

かぶを抜いた仲間たちは
おばあちゃん、
まご、
いぬ、
ねこ、
ねずみ。

小学校でかかわる仲間たちは、
先生、
地域の人、
小学校のお兄ちゃん・お姉ちゃん、
お父さん・お母さん
友だち。

うん、ぴったり!

ちゃんとそろいました。

子どもたちの心に留めてもらえたら嬉しいなぁ。

そして、
親として注意しなきゃいけないのは
大人が先走ってかぶを抜いてしまわないということ。

あくまでも、
かぶに手をかけて抜くのは子どもたちです。

「おおきなかぶ」のメッセージかもしれませんね。

子どもたちを見守りつつ、
周りの仲間に目が向くようにサポートすることも大事だなと
改めて思った春でした。

執筆:吉村伊織/クレヨンパパ