吉村伊織コラム

学校を好きになろう!

こんにちは、吉村です。

 

長男が通う小学校でPTA会長をするようになって2年目。
学校に関わることでわかってきた大事なことがいろいろあります。

そのひとつが、
「子どもが通う学校を、親が好きになる」
ということ。

先生たちにいろんな話をきいたり、
学校から配られるお便りに込められた想いを感じたり、
学校に足を運んでお気に入りの場所を見つけたり。

学校や先生たちに興味を持つことでどんどん好きになって、
見えてくる良さがあります。

僕の最近のお気に入りは、校長室前にあるこの標語。

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「自分で自分をすきになる」
重要なことですよね。

校長先生は、
この「自分で自分をすきになる」に関連して
全校集会で話した内容を教えてくれました。

※そんな話がきけたのも、学校で過ごす時間を持てたからです

全校集会でお話しされたのは、
『自分の名前の書き方に気を付けてみましょう』
ということ。

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小学校では、テストの時やノート、教科書など
自分の名前を書く機会がたくさんあります。

体育館では、テストの記名欄を例題にしたそうです。

細くて薄いくて小さい字で書いた校長先生の名前と、
太く濃く記名欄いっぱいに大きな字で書いた名前を並べて

「どちらの字が、自分のことを大事にしていると感じますか?」

と尋ねると、
子どもたちが選んだのはみんな太くて大きい方。

これは、
字の上手・下手ではありません。

手書きで書いた字には、
その時の心理状態が反映されます。

名前は一人にひとつの大切なものなので、
子どもたちが自分自身に対してどう向き合っているかが、
読みとれるんだと話してくださいました。

元気いっぱいの時は字からも元気が感じられるし、
あまり元気がない時は字も元気がなくなる。

「どうせ自分なんて」
と思っている人は、
書く名前の字もどこか投げやりになってしまう。

親の想いが込められた、大切な名前。

僕は・私はこんな大事な存在なんだ
と、
丁寧に名前を書きながら味わっていく。

そうやって自分で自分のこと好きになって大事にできる人が、
友達のことも大切にできるようになるんです。

そう聞かせてくれました。

 

さてさて、あなたのお子様が通う学校には、
どんなお気に入りポイントがありますか?

それを子どもと共有するのも大切ですね。

親子、子どもと学校、親と学校、
それぞれの信頼関係を深めるのにも役立ちます。

※今回のコラムは、個人ブログの内容をベースに編集しております

執筆:吉村伊織/クレヨンパパ