活動レポート

【レポート】イクメンの先にあるものとは?「九州パパサミット2011」実施レポート【前半】

去る6/19(日)父の日にファザーリング・ジャパン九州主催による「九州パパサミット 2011~イクメンの先にあるもの~」を開催しました。このサミットでは、各県代表のパパ 8 人(九州 7 県+山口県)が、九州の中心部「jr 博多シティー」に集合し「イクメンの先にあるもの」について熱い議論がなされました。

▼サミット開催前日に滋賀県にてFJパパメンバー5名にメッセージをいただきました。

↓ ここからがレポート【前半】の始まりです(レポート【後半】はこちら


サミット会場入り口に立てられたオリジナル看板。これらはFJQの斉藤パパのお手製です。


サミット開始30分前の会場の様子。最後の打合せ中です。各県の登壇パパもちらほらと。


そして会場入り口には続々と参加者が…。昨年同様、家族連れが目立ちました。


いよいよサミットが開幕!まずはおなじみの絵本ライブで会場を和ませます。一発目は、宮原パパがトレードマークのピンクエプロンでさっそうと登場!読み聞かせた絵本は、「へんしん~クイズ!」。宮原パパとチビたちの掛け合いは最高でした。


お次は・・・。お、ギターが出てきたってことは、そうがらがらどん♪ サミット始まって間もないのに、会場全体ががらがらどん一色に染まりました。


子どもたちの興奮が冷めやらぬうちに絵本ライブが終了。そしていよいよここからが、パパサミットの本題です。

以下、抜粋して紹介します。

<各人の近況報告、働き方、地域の関わりなどについて>

◎飯田パパ(大分県代表)
・パパとママの役割分担に試行錯誤しているが、最近あるヒントが。それは料理を作ることが楽しくなった。つまり行動が主婦っぽくなってきたように思う。実際に人からもそのように言われることも。それがイクメンの先にある姿なのかもしれない。
・パパ友ができてよかったと思うのは、パパだけというよりも家族間で交流し、ママや子供たちとのよいふれあいの機会となっている。

◎前田パパ(熊本県代表)
・イクメンとは子育てをしたい!と思っている父親すべてだと思う。
・育児は子供を育てると書くが、同時にそれは自分(親)を育てること。
・子供を育てるという経験を通して、仕事における部下育成などに活かしてもらっている。
・【動画】

◎谷口パパ(佐賀県代表)
・もうすぐ結婚して10年。自分ができないことをパートナー(妻)がカバーしてくれている。だから自分だけががんばらなくてもよい。
・自分の父親から受けた愛情を、今度は自分の子供たちに伝えていきたい。
・父ちゃんかっこいい!が最高のほめ言葉。

◎岡元パパ(鹿児島県代表)
・イクメンであると同時に(あくまで)子供から見てイケメンであること。イケメンとは人として魅力的な人間なのかということ。
・今の自分が本当の意味でのイクメンなのか?それを自問している。本当に家族が望んでいることをやらないといけない。

◎長友パパ(宮崎県代表)
・イクメンとは、子供にとって良いことを自分がどう示して実行していくか。

◎中野パパ(長崎県代表)
・パパ友をつくることで育児が変わってくる。「父ちゃんが変われば世界が変わる!」
・【動画】

◎灰塚パパ(福岡県代表)
・仕事上で起こるトラブルも家庭内で起こるそれと同じ。
・世間ではイクメンは流行っているかもしれないが、無理をしないことが大事。
・夫婦、子供、それぞれが自立をすること。コミュニケーションをたくさんとることが大事。
・夫婦は互いに得意不得意はあるのでそれらを補っていくのが家族。
・【動画】

◎當麻パパ(一般参加者)
・学生時代に結婚しパパに。現在社会人一年目。妻に学生時代とくらべて何が変わったかをたずねたところ、「以前(学生のとき)よりもやってくれることが多くなった」とのこと。仕事は普段いそがしすぎるが、育児や家事ができるときにはできるだけやろうと思う。家族と過ごす時間を多くしていきたい。

◎馬場パパ(一般参加者)
・子育てができるのかと疑問に感じ、子供が生まれる二か月前に37歳で会社を辞めた。
・退職したときにリセットされた感じで周りがよく見えた。真っ白になった。
・子育てはいろんな人を巻き込まないといけない。親でさえも。
・仕事、育児とやることは多いが、今日やらなくてもよい。詰め込みがち。
・育児は義務ではなく、生活の一部。良い意味で周囲に頼る。夫婦同士で、ときには親に。それは長い目で見てバランスがとれて入れなよいと思う。

<イクメンの先にあるもの>

◎飯田パパ(大分県代表)
・ものごとをシンクロさせて考えていくこと。仕事は仕事で大事でよいし、一生懸命打ち込むことで育児も楽しくなる。

◎中野パパ(長崎県代表)
・自分自身の「道」を変わる、変えるということ。

◎灰塚パパ(福岡県代表)
・生き方そのもの。まさに人間作り、人間関係作り。そのための自分の居場所は自分自身で作るということ。

◎谷口パパ(佐賀県代表)
・facebookやツイッターでパパ同士がつながれる。つながりが大切。

◎岡元パパ(鹿児島県代表)
・自分の意識を変えること。
・パパ友をつくること。それはママ友つながりではなく、自主的につながって互いに悩みなどを共有し、人生を楽しむこと。

◎長友パパ(宮崎県代表)
・パパ友同士の意識の共有。
・自分自身を変えて、自己改革を進めていくこと。

◎前田パパ(熊本県代表)
・終わりのないもの。つまり自分自身の成長であり、それは永遠に続くもの。

◎仲パパ(山口県代表)
・結局のところ、つながること。男性はタテのつながりは気持ちがよいもの。ヨコはその反対。
・男性もヨコにつながっていけば、家族⇒親戚⇒地域⇒職場⇒社会へとよくなっていく。

↓ ホワイトボードに書かれたパパたちの意見

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