こんにちは!
ファザーリングジャパン九州の原島丈児です。
夏休みになって子どもと過ごす時間が3倍以上に増えて、自分の時間も仕事の時間もすっかり減って育児三昧の毎日です。
子どもといるときに心がけていることはスマホやパソコンを極力使わないようにすることです。便利なデバイスを使っていると、子どもとの対話が御座なりになってしまうので、夏休み期間中は子守をしながら「本を読む」ようにしています。
スマホほど本には没入しないので、子どもが話しかけてきてもすぐに対応できます。
なのでこの夏休みは「読書三昧」の毎日です。
灘高校の井上志音さんの著書「親に知ってもらいたい国語の新常識」では、変化と進化が激しい現代の社会で、家庭での親子対話のヒントが満載です。
親のマインドセットをアップデートするにはうってつけです!
明治大学理工学部講師の柳田理科雄さんの著書「空想科学読本」では国語教科書の「走れメロス」にある少しずつ沈んでいく太陽の、十倍も速く走った」という文脈を科学的に分析すると「メロスが走ると地球がヤバいことになる」ということを学べました(笑)
他にも印象に残る書籍はたくさんありましたが、今回紹介したい本はこちらです!
「パパの子育て応援ブック」(出版社PIE International)を読んでいると、「たしかに」「そうそう」という共感の連続でした。
手前味噌ではありますが、この本にあるパパ仲間が孤軍奮闘していた記録や経験は、育児真っ最中のパパたちの強い味方になります。
その先輩パパ達のエピソードで印象的だったものをいくつか抜粋させていただきます。
我が家ならではの家族のカタチを作り上げ、変えていく。
このフレーズには心を打たれました。
私は娘が生まれてくるときに仕事を1年間休んで、出産と育児に目いっぱい向き合いました。応援してくれる人もいれば、「父親はふつう仕事するでしょ?」と言われることもありました。
そのたびに「ふつうってなんだ?」「誰が決めたんだ?」と疑問符だらけでした。
そんな自分を後押ししてくれるように感じたフレーズです。
今までの日本の育児の常識はどんどん変わっています。
先述した通り、育児の状況も変化と進化が激しいです。
迷いながらでも「休むと決断して良かった」と思えたうれしい言葉でした。ちなみにこのフレーズはファザーリング・ジャパン九州の代表理事、森島孝さんが書かれた文章です。
そして、もうひとつ、森島さんのお言葉で印象に残っているものがこちらです。
「子どもはあっという間に大きくなっていきます」
こんな当たり前のようなフレーズがなぜ心に響いたのか?
一番の理由は自分自身が子育てをしながらそれを実感しているからです。
どこへ行くにも手をつないで行っていた息子が、小学生になるやいなや「小学校にはひとりで行くから、お父さんついて来ないでね」と言ってランドセルを背負って登校しました。
衝撃の一言でした。
私としては小学一年生の間くらいは一緒に登校するつもりでいたのですが「子離れ」という現実を突きつけられた気がしました。いつまでも子どもが親に甘えてくれるわけではありません。べったりと甘えてくれていた幼稚園時代がついこの間のように思っていると、子離れしないといけないなんて、まだずっと先のことだと思い油断してしまいました。
気が付けば「絵本読んで」と言われることも減ったし、「漢字教えて」とか「九九教えて」とか言いだすし、いつの間にこんなに大きくなったんだと、我が子ながら驚きます。毎日一緒にいると子どもの成長の実感が湧きにくいんだと思います。だからこそ森島さんのフレーズが響きました。「そうそう」と思いながら子どもたちとの思い出がたくさん頭の中をめぐりました。
自立していく子どもにはさみしさもありますが、安心にもつながります。
甘えてくれる子どもには不安もありますが、親バカ的喜びもあります。
今でしか味わえない子育ての楽しみを目一杯満喫しようと改めて決意できました!
他にも地域の小児科の探し方や選び方、スマホで診療予約ができることの安心感など、子育てをする上で欠かせない知識がたくさん載っていました。
共感ばかりの内容で育児をする人たちの大きな支えになります。
私自身もこのような発信ができるように試行錯誤を重ねながら精進していきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!