6月に理事2期目を迎えました樋口です。
節目のこの時期に、個人的にこの数年、強く感じている「消え始めた境界線」について少しお話します。
とある国の行政機関の1職員である私は、コロナ前までは、NPOの活動はといえば、主に土日に限られ、平日のイベントや講演活動には参加するのが難しく、「公」と「私」が明確に区切られており、サラリーマンなので仕方ないこととは思いながらも、どこかやりづらさを感じていました。
しかし、コロナ禍で当たり前になったオンラインによるコミュニケーションやテレワークの普及のおかげで、例えば平日の夜間に時間を捻出し、外部の方とつながるようなことが可能になり、それなら、こんなことができるかも!という淡い思いで約2年半前に、恐る恐る開始したのが「産Q育Qプロジェクト」でした。この中で、父親インタビューを時間を気にせずに行うことができるようになりました。思えばこれが境界線が消えはじめたきっかけでした。
最初はか細いNPOメンバーや知人の伝手を頼りに、ちゃんと答えてくれるだろうかと半信半疑で始めた育休インタビューも、気が付けば九州7県のパパ制覇(!)、回数もパパインタビューは29回、企業・自治体インタビューは6回を数えることになり、今となってはコロナ禍を起点とした働き方大転換の流れに本当に感謝しています。
(参考)産Q育Qプロジェクト
余談ですが、今や高校生と小学校高学年になった我が子らも、平日に家の中でもぞもぞ活動している私を見て、「ああ、今日お父さんテレワークね」「ああ、育休インタビューね」と(意味が分かっているかどうか分かりませんが)家庭内の当たり前の風景として認識するようになっています・・・。
まさにファザーリング・ジャパン創始者の安藤さんの言われる「寄せ鍋型ワークライフバランス」が十分体現できるようになってきたような気がします。
この働き方2.0が今後、3.0に進化するのか、どこまで進んでいくのか、自分でも楽しみなこの頃です。
皆様、引き続きよろしくお願いします。
(追伸)
最後まで読んで下さりどうもありがとうございます!!
これまた、境界線が消えている事例ですが、うちの職場で小学生と中学生の子供を対象にした「こどもデー」を8月20日に開催します!!面白い体験を用意していますので、良かったらぜひ、ご参加ください!!
🔗九州経済産業局こどもデーを開催します~発明の楽しさ、エネルギー、万博について体験を通じて楽しく学ぼう!~