こんにちは、パパFPの前川直です!

先日とある方から紹介され、お会いした男性(Aさん)と面談したときの話をします。

Aさんのパートナー(妻)は年上で、お子さんは3人いる一見ごく普通のご家族です。

紹介元から聞いていたご相談内容は、

「お金を回すのが大変になってきているので、その相談を」

ということで、いつものようにFPとしてお話を聞いていました。

 

現状把握をしたときに、どうやらパートナーさんがお金の使い方が荒いようで、貯蓄がうまくできていない感じでした。

すごく優しい感じの方で、「これは失敗パパとしてアドバイスできそうだぞ」とか、「パパとして頼りないんじゃないだろうか。。」とか、ちょっとそんなことを思っていました。

 

ただ、聞いていくと、このAさん、なんだかパートナーさんに対する感じがちょっと違和感。

お金の使い方については口出さないようにしているというか、とにかく遠慮しているというか、だけど目の前でパートナーさんに電話すると僕と話しているときの声のトーンと全然違うというか。。

なんだなんだ?

いきなり

「何かパートナーさんとうまくいってないんですか?」

と聞くわけにはいかなかったので、僕の失敗談(下のリンク)を色々と話してみました

「育休?私はそんなこと望んでない」。妻と向き合うことの大切さ(前川 直)

 

すると、Aさんが少しずつ口を開き、

「どうやったらそんなに仲直り出来たんですか?」

と言われたので、

「受け止める覚悟をしたからだと思います」

と答えたところ、Aさんの口から出たのは、

「笑ってるパパでありたくて、家族が笑顔でいてほしい。でもそのためのやり方がまずかったのかもしれないですね」

という一言。

 

聞けば、結婚前に精神的に参って辛かったときに支えてくれたのがパートナーさんで、「自分にはこの人しかいない!」と思い、親を納得させるために先に子どもを作ってしまったのだとか。

それくらいの覚悟を持って結婚していて、家計などは全部パートナーさんに任せて、ずっと笑っていてほしかったのだそう。

だから、ある程度浪費癖があるのもわかっていたけど、「妻が笑ってくれてるならそれでいい」ということで黙認していたそうです。

その結果として好きに使い過ぎてしまい、子どもの教育費などが大変になってしまったと。。そういうことでした。

 

正直その話を聞いたとき、めちゃくちゃいいお父さんだなと思うと同時に、もったいないとも思いました。

結婚するために先に子どもを作るって、その時代で考えればかなり勇気のいることだったと思います。

その覚悟をして今のパートナーさんを選ぶことができたのだったら、すべてを受け止める覚悟で奥さんと真正面から向き合う覚悟も、きっとできると思ったからです。

 

楽しいことと楽なことは違う、とはよく言うし、分かる話です。

しかし、実際に家族に笑っていてもらいたいと思ったとき、避けては通れないコミュニケーションは必ず存在してくると思います。なぜなら家族は他人だから。

本当の笑顔のために、腰を据える覚悟が必要になってくるとお伝えしました。

 

現在、Aさんはパートナーさんと腰を据えて話し合っているそうです。

その先にどんな展開があるのかはわかりませんが、少なくともいい方向に行くお手伝いはしていきたいし、家族の笑顔を守ってほしいと思います。

(執筆:前川直