松﨑直樹コラム

子どものいない私がFJQに参加した理由

こんにちは、松﨑です。

今回初コラムとなりますが、何卒よろしくお願いいたします!

私は2020年5月末に入籍したばかりで、子どもはいません。

パパでもないので、「プレパパ」です!

まだ予定もないという感じですが、FJQで活動させていただくことになりました。

FJQを知ったのは、「プロボノ」募集を見たのがきっかけです。

代表理事の森島さん川添さんとお話をさせていただいた際に、会員として参加したらどうだろう?

というご提案をいただき、喜んで参加させていただくことになりました。

なぜ参加したのか?

ということについては、FJQが掲げる「笑っている父親を増やす」ということに共感したからです。

正確に言うなら、「子どもが早く大人になりたいと思う大人を目指し、子どもに夢を与えたい」気持ちが強いからです。

子どもがいない「プレパパ」である私が、なぜこのような事を考えるようになったのかについて、少しご紹介できればと思います。

ある一人の先輩がきっかけ

私が大学時代に、地元の駅でアルバイトをしていた時の先輩(女性)がきっかけです。

彼女は、大学卒業後に教員として仕事をしていたのですが、自分がやりたいことをやると決めていたようで。

その後仕事を辞め、海外青年協力隊を目指されていました。

青年海外協力隊とは、日本国政府が行う政府開発援助 の一環として、外務省所管の独立行政法人国際協力機構 が実施する海外ボランティア派遣制度である。

海外に行ったことすらない私としては、想像もできない世界の話。

私自身大学を卒業後、彼女とはFacebookで繋がるだけであり、特にオフラインでの関わり等はありませんでしたが、「すごいな〜」と思いながら眺めていました。

私の人生迷走期

私が福岡県北九州市の会社に転職(3社目)したのは2018年。

仕事も慣れてきて、落ち着いていた頃でした。

仕事に対して不満は特になかったのですが、このまま働くことで自分は一体どうしたいんだ?

とふと悩むようになりました。

当時の私は、仕事に対してやる気がなかったというよりも・・・

自分がやりたいことやこの先どうしたいのかの人生設計が全くもって明確になっていませんでした。

先輩からのメッセージがきっかけ

そんなことで仕事に悩んでいた中で、Facebookでぽろっと弱音を吐いてしまったのです。

その時の投稿がこれです(笑)

まぁ、酷い闇投稿ですね・・・

特に今の生活では将来何かをやりたい!ということもないし、だからと言って仕事も辞めれない。

やりたいことが見つかったとしても、失敗するのが怖くて仕方ない。

そんな気持ちもありました。

この投稿の翌日、そんなに絡みのなかったバイトの時の先輩からFacebookのMessengerでメッセージが来たのです。

実際にいただいたメッセージ

以下全文公開です。

フェイスブックの投稿を見て、気になったので。。。

おせっかいかもしれませんが、暇があるときに読んでくださいね。

事情は何もわからないままなので論点などずれているのかもしれませんが。

松﨑くんは今、何かに挑戦するにあたり、 葛藤だったり複雑な思いの中でもがいているのかな、と想像します。

それなりに我慢をして、それなりに仕事をしていれば、 それなりに不満があり、納得のいく生活ができるのかもしれないけれど、 これから先、本当に辛いことや苦しいことがあった時や、 数十年後に振り返った時に、自分の中に残るもの、力をくれるものは、 挑戦だったり葛藤だったりなのだと思う。

子どもの頃は、大人は夢を見ろと言ってくれていたのに大人になると、周りは現実を見ろと言われるのは寂しいよね。

子どもの頃の自分に胸を張れる生き方ができたらね。

私の今回の協力隊への参加も、子どもの頃からの夢でした。

今の子どもたちに、夢を見てと真正面から言える大人でありたいと思っています。

途上国ではきっと、言葉も通じず、沢山泣き、自分の存在価値を何度も問うのだと思う。

それでも、ギリギリのところで踏ん張れると協力隊への道を選んだ自分を信じたいと思っています。

これから先迎える途上国での2年を前に、時々臆病になることがあります。

2年間で、目に見えない何かを得るだろうけど、 目に見える何かを失うかもしれないからです。

それは、もしかすると家族の死であったり、今持っているコミュニティであったり。

何か一つを選択するということは、その他を捨てるということですが、 選んだものが正しいのかどうかは誰にもわからないけれど、 選んだ自分を信じて、時には流れに身を任せて見たり、少し逆らって見たり、 流れを変えて見たりしてみてね。

この言葉をいただいた後・・・

夢を叶えて行動している人が私の身近におり、臆病になっている自分や今の私の姿と照らし合わせた際、子どもの時には想像してもいなかった大人になっていました。

このメッセージに励まされ、涙が止まらなかったのを今でも覚えています。

そしてこのことをきっかけに自分自身の行動が、子どもの未来に影響していることも改めて感じました。

(実は今でも辛い時は、このメッセージを見て元気をもらっています)

子どもにとって「大人」とは?「夢」とは?

私も子どもの時はそうでした。

「将来の夢は?」

と先生に聞かれてなんと言っていたか忘れましたが、必ず先生(大人)から聞かれますよね。

そして、夢がないと夢を持ちましょうと言われるのです。

なんなら、卒業文集やタイムカプセル等で書かされたりするし、夢を持たないと書けない仕組みになっていたりします。

そんな大人が、本当に夢もって生きていますでしょうか?

あなたの夢はなんですか?

と大人に聞いてみて、本当に胸張ってその夢に向かって動けている人は何人いるのでしょうか?

それを考えると私も夢を忘れ、ただボーーっと生きている人になっていたのです。

今の夢は「家族(子どもも)で長期間の世界(or 日本)旅行と奥さんに好きなものを好きなだけ買わせてあげること」です。

 

奥さんが幸せだと私も幸せになれますからね!

そして私への還元もいつか・・・(笑)

ただ、それにはお金と時間が必要なのでそのために今は頑張っています!

これからの未来は、今の子どもが作ってくれる。

自然とそう思うようになり、私は子どもに胸張って「大人になってよかったな!」と思える大人を今も目指しています。

大人になってよかったと思えば思うほど、子どももきっと早く大人になりたいなと思うようになると思います。

その子どもの未来を作るのは大人であり、笑っている楽しい父親が子どもに与える影響は大きいと感じています。

先ほど私に大きな影響を与えてくれた彼女は、2018年10月17日に2年の任期でキルギスという地に飛び立ちました。

(残念なことに、コロナウイルスをきっかけに途中帰任となってしまったみたいです…)

彼女のような子どもからの夢を叶えたかっこいい大人に私も感化され、夢もって生きれるようになりました。

FJQでやりたいこと

わたしがFJQに参加してやりたいことは「プレパパ」目線です。

私のような結婚したばかりで、まだ子どももいない(予定もない)という人たちに向けた家族としての歩み方をしっかり伝えていきたいなと思います。

そして、少しでもたくさんの人が、より良い家庭を築けるような活動に力を入れたいなと思っています。

FJQは、子どもがいなくても参加できる事を知ってとても嬉しく思いましたし、むしろ子どもが生まれる前や予定がなくても、家族としての関わり方を考えれるきっかけになると思います。

もしかしたら奥さんが子どもを欲しくなくなることもあるかもしれません(無いとは思いますが・・・)

それだとしても子ども好きが子どもと関われるのはFJQの魅力ですね!

FJQの皆さんにはご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、プレパパとしての活動に積極的に取り組めたらと思いますので、よろしくお願いいたします。