こんにちは。
波乗りパパこと小津です。
2010年4月に立ち上げたこのファザーリング・ジャパン九州も早いもので6年目。
立ち上げた年の流行語大賞のトップ10に「イクメン」がノミネート。
その後FJQでは九州のパパたちに「父親であることを楽しもう!」をテーマしたフォーラムや講演会やワークショップ、父子キャンプなど様々な活動をしてきました。
(写真:毎年行っている父子キャンプ)
その「イクメン」認知率も99%、20、30代を中心にイクメンが広がってきました。
そんな中、FJQの講演会やワークショップ、父子キャンプに参加したパパ達からこんな言葉が。
「仕事もこなしながら、しっかり子育てもしたい!けど、仕事で帰宅も遅くなってて、なかなか子育てに関われず、共働きの妻がイライラしてます!」
そうなんです。
日曜日の公園で子どもと遊ぶパパ達の姿はよく見かけるし、意識は変わってきつつある。でも平日は激務。
仕事を効率よくこなし早く帰ろうとしても職場の風土が・・とか上司の苦言が・・・
「やればやるほど上司から仕事がきます」という声も・・
そこで、ファザーリング・ジャパン(FJ)では、男性の意識改革の次のミッションとして「上司の意識改革」=「イクボス」の啓発を2年前より活動してきました。
ダメボスからイクボスへ
さて、話かわって
そういう私も経営者、ボスです。
事業は保育サービス業で現在、社員は80名。私以外、全員女性です。
2008年から営んでいるのですが、
実は当初、離職率は44%(業界の平均は12%)。ダメボスでした。
残業が多く、それが一部の制約のない社員に集中する。
「私はパートだから」と能力はあるのにセーブする。
できる人とそうでない人の差が生まれ、陰口が横行する。
それによって、クレーム多発です。
このとき
「笑顔のないチームに良いサービスなんてできるわけがない!」
と確信したのですが、
でも、そのチームを作ったのは紛れもなく私、ボスなわけです。
その当時、まだ「イクボス」という言葉も活動もありませんでしたが、「なんとかチームを良くしたい!」とダメボスであった私自身が意識を変えアクションを起こしました。
すると、2年後、44%の離職率がゼロになるだけでなく、クライアントも口コミで増え黒字決算がその後も続けることができたのです。
イクボスとしての5つのアクション
で、どんなアクションをしたのか・・
ちょこっと、お伝えします。
大きく5つ
- 「何のために」
- 「ぶれない」
- 「直属部下とのコミュニケーション」
- 「制度とツール」
- 「人生を楽しむ」
詳しく聞きたい方は講演会やセミナーに是非いらしてくださいね。
イクボスの定義は
- 部下のワークライフバランスとキャリア応援
- チームの業績向上
- 自身も仕事、家庭、地域を楽しんでいる上司
私自身、前述の体験があったことで、この「イクボス」こそ企業で働く社員の笑顔と企業の業績向上につながることを確信できました。
九州にイクボスウェーブを!
そんな折、現在、企業が大きな壁にぶち当たっています。
- 労働人口減少による採用難や制約社員の増加
- 生産性
- 成熟、グローバル化のなかでこれまでにないサービス、製品を
行政もそう
- 若者人口流出
- 地域コミュニティの疲弊
こんな状況だからこそ、「イクボス」を推進したいと全国各地で声が上がってます。
九州は… これからです!
すでに2017年 年明けから行政、金融、企業からイクボス宣言の立会い要請が来てます。
来年は「九州イクボス元年」となりそう。
経営者として自身のイクボス度もさらに向上させながら、九州にこれからもイクボスウェーブを起こしていきます。乞うご期待!
以上です。
(執筆:小津智一)