開催概要

  • 日時:
    【初日】2021年3月26日(金)14:00〜16:30
    【二日目】2021年3月27日(土)10:30〜16:00
  • 場所:
    (会場参加)福岡市NPO・ボランティアセンター あすみん
    (オンライン参加)ZOOMウェビナー形式
  • 定員:
    (会場参加)30名
    (オンライン参加)90名
  • 主催:NPO法人FJQ

3/26(金)プログラム

テーマは「企業が考える男性育休&産休のカギ」

2020年は、現役大臣の育休取得や国家公務員の男性育休義務化など、男性の育休が話題となりました。先月には、男性の育休取得を促す育児・介護休業法などの改正案が閣議決定されました。子どもの誕生から8週以内に2回に分けて取得できる「出生児育児休業」(男性版産休)が新設されます。

しかしながら、企業によっては、わずか数日間の育休すら取ることが出来ない現状のなか、この法改正はどう影響するのでしょうか。

また、企業としては、対象となる社員に、ただ取得させれば良いだけでしょうか。

  • なぜ男性育休が推進されるのか
  • 男性育休のメリットは
  • 社内で育休を推進するためには
  • 他の企業の取り組みについて など

男性育休は企業や社会を変えるボウリングの一番ピンです。
男性育休を機に、自社の制度や風土を見直してみませんか。

【第一部】14:00−15:00
◎講演:男性育休&産休のカギを握るイクボスとは
◎講師:NPO法人ファザーリング・ジャパン代表 安藤哲也氏
◎講師プロフィール:
1962年生。出版社、書店、IT企業など9回の転職を経て、2006年に父親支援のNPO法人ファザーリング・ジャパンを設立。「笑っている父親を増やしたい」と講演や企業向けセミナー、絵本読み聞かせなどで全国を歩く。最近は、管理職養成事業の「イクボス」で企業・自治体での研修も多い。厚生労働省「イクメンプロジェクト推進チーム」顧問、にっぽん子育て応援団 共同代表等も務める。2017年には「人生100年時代の生き方改革=ライフシフト」をテーマにライフシフト・ジャパン(株)を設立し取締役会長に就任。著書に『パパの極意~仕事も育児も楽しむ生き方』(NHK出版)、『できるリーダーはなぜメールが短いのか』(青春出版社)など多数。3児の父親。

【第二部】15:05−15:30
◎講演:取るだけ育休にしないための『夫婦会議®』のすすめ
◎講師:
夫婦会議アドバイザー(Logista株式会社 共同代表)
長廣百合子氏(妻)、長廣遥氏(夫)
◎講師プロフィール:
第一子誕生を機に仕事と家庭の両立や、夫婦のパートナーシップの危機に直面。同様に葛藤する子育て期のご夫婦の力になりたい、子どもたちにより良い家庭環境を創り出してほしいという思いで、2015年に『夫婦会議』を推進する子育て支援会社を夫婦で起業。

開発した夫婦会議ツールのうち「世帯経営ノート」は口コミで広がりキッズデザイン賞を受賞。自治体や産婦人科、企業での導入が進む中、佐賀県有田町では2020年より結婚祝い・出産祝いとしての贈呈もはじまっている。

【第三部】15:40−16:30
◎トークセッション
・安藤哲也氏
・長廣ご夫妻
株式会社サイズラーニング 代表取締役 高見真智子氏
他、男性育休経験者
・モデレータ 森島孝(FJQ共同代表)

◎高見氏プロフィール:
高見真智子氏国際商社グループ会社にて人材育成に従事した経験を活かし、人材コンサルティング会社に所属。関東~関西を中心に企業内研修や、自治体向けの研修講師および、人材開発に関する企画・コンサルティング業務等を行う。会社員時代からこれまで25年に渡り、人材開発・組織開発に一貫して従事し、豊富な経験から、クライアントの状況に合わせ細かなプログラムデザインと支援を行う。
2005年7月(有)サイズ・コミュニケーションズを設立、2018年社名変更。“多様性を活かしあう組織の創造と、個と組織の新たなる関係づくり”をテーマに、ダイバーシティ・ワークライフバランス・女性キャリアなどをテーマに人材(組織)開発をサポートしている。

 

 

3/27(土)プログラム

テーマは「男性の産前産後に必要なことをみんなで考える」

男性の産前産後について、当たり前のことですが当事者の存在を忘れてはいけません。男性も家事や育児をやっても当たり前という社会の変化、育休は会社から取りなさいと言われる。しかしながら、しかしながら、それを本当の意味で実行できる仕組みは、まだまだ整っていると言えません。

  • 育児と仕事が両立できる環境とは
  • 男性の産前産後のサポート体制について
  • 何のために育休を取るのか

など、みんなで一緒に考えてみませんか。

【第一部】10:30−12:00
◎セミナー:父の育休と産後ケア

今の日本社会は父親の育児休業を義務化しようという動きもあり、父親が育児にかかわることの重要性は認知され始めてきています。
しかし、父親が育休を取りさえすれば、産後の問題は解決するのでしょうか??父親に育児と家事と妻の世話を丸っと抱えさせることで、夫婦が社会から疎遠になってしまう可能性はないでしょうか??
父親が育休中でも、産後ケアを受けることは可能です。むしろ、ケアをする人間が倒れてしまわないように、様々なサポートを上手に活用して、余裕を持った育児を夫婦で楽しみましょう。
実際に育休を取得して産後ケアも利用した方からの声を通して、産後ケアがどのようなものなのか?どのように産後ケアを利用したらよいのか?具体的にお伝えいたします。

◎講師:合同会社てのひらのゆりかご代表、九州産前産後ケアネットワーク発起人 かどたにまい氏
◎講師プロフィール:
かどたにまい氏10代、20代、30代で一人づつ出産した三児の母。上は20歳、下は小1の歳の差育児満喫中。
デザイン学科の高校を卒業したこともあり、30代前半までデザイン関係の仕事に従事。その後の三人目の産後の経験から、出張での産前産後家事サポート事業を起業し、2017年に合同会社てのひらのゆりかごとして法人化。家事代行を通して、産後の女性が養生できる時間を生み出すことを目標としている。周産期(産前産後)に関わる多くの企業団体が繋がり、産後の家族を網目のように支え、こぼれ落ちる親子が無くなるようにとの想いから、2019年に九州産前産後ケアネットワークを発足。九州各地で活動をしている団体を繋げ、多職種で行う周産期支援の重要さを周知する活動をしている。

【第二部】13:00−14:15
◎セミナー:
「部下ヂカラ」で産前産後の時間を勝ち取ろう!

父親に限って通常の育休とは別に取得できる「男性産休」を新設する法改正の議論が現在国会で行われていますが、働くパパが最も悩んでいるのが育児や妻のケアと仕事との両立ではないでしょうか。育休をきっかけに「部下ヂカラ」に目覚め、残業を削減したメンバーから部下ヂカラについて説明頂き、後半は、家族との時間の確保に悩むFJQメンバーや職場内で働き方改革のムーブメントを起こしたメンバーとのクロストークを行います。

◎登壇者:
・FJQメンバー(樋口一郎、木佐貫純司、長野吉朗、馬場義之)

【第三部】14:30−16:00
◎メインセッション:
九州における男性の育児家事のこれまで10年とここから10年(FJQの展望)

◎登壇者:
・FJQファウンダー(宮原礼智氏、小津智一氏)
・FJQ共同代表(森島孝、川添祐樹)
・FJ理事(安藤哲也氏、小崎恭弘氏)
・FJQ若手(木佐貫純司、山中啓一郎、長野吉朗、早田宝得[モデレータ])