家計簿パパで副代表理事の内木場です。
ボーナスが支給されるこの時期、父親として気になるのは、来年のお小遣いではないでしょうか?
増える? ありえない!
減らされないといいけど、と戦々恐々としている方も多いかもしれません。
子どものお小遣い。定額制?必要な時に渡す?
子どもが小学生高学年になるとおこづかい制にする家庭も増えます。
父親のお小遣いと同時に子どものお小遣いをどうしたらいいか、という相談もこの時期増えます。
定額制がいいのか、必要な時に渡す方がいいのかなんてことも言われますが、予算という枠の中でどう使うか、ということを教える意味では、私は定額制がいいと思います。
評価基準は「時間」の「お金」の使い方
父親は仕事をして、お小遣いをもらい、子どもたちはお手伝いをしてお小遣いをもらうということを基本的な考えとしている家庭もあると思いますが、私は「時間」と「お金」の使い方を評価基準に入れて、翌年のお小遣いに出来高払いとして反映すると、家族のチーム力が上がると思います。
要は、「笑顔をどれだけ増やしたか」です。
お小遣いを使って、自分が好きな本を買う。
これだけだと自分一人が楽しいだけですが、家族にシェアしたり、本が読めない弟や妹には、何が面白かったのかを話してあげると喜ぶ人数が増えます。
笑顔を増やすためには、家族とよくコミュニケーションをとる必要があります。今、何をして欲しいのか、困っていることは何か、最近好きなことは何か?日頃から知っていると、「スマイルチャンス」を発見する機会を逃さずに済みます。
ポイント制にして、翌年の家族のお小遣いが決まるとしたら、これまで家庭での貢献度が低かった父親ほどお小遣いは増えるはずですよね?
子どもたちの“部下ヂカラ”の育成も
みんなのお小遣いが増えると、家計が成り立たない?と思われるかもしれませんが、そうならない評価基準を作ればいいのです。
プロ野球やサッカー選手の年棒のように、全体のパイから貢献度によって金額が決まるのであれば、家計の圧迫にはなりません。
一部固定にして、それ以上は出来高制度を導入するみたいなのもアリです。
仕事と家庭での貢献度をどういうポイントで表すのか、あなたの“イクボス”としての資質が試される?ところでもあります。
評価制度も家族で話して決めましょう。
子どもたちの“部下ヂカラ”を育てることにもなります。
家族がより笑顔になれるために、「時間」と「お金」をどう使うかを考えるプレゼン大会を家族でお正月にやってみましょう。
(執筆:内木場豊)