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「九州パパサミット2011」参加者および関係者の皆様へ

この度は、「九州パパサミット2011~イクメンの先にあるもの~」にご参加・ご協力して頂き、本当にありがとうございました。私たちファザーリング・ジャパン九州(略:FJQ)は、「笑っている父親を増やす」というミッションのもと、2010年4月から様々な活動をしてきました。企業でもない、行政でもない、普通の父親の任意団体である私たちが、九州の中心部であるJR博多シティでこのようなイベントを開催できたのも、ご協力して頂いたみなさまのおかげです。

私、中村守男(FJQ理事)は、九州パパサミット2011のプロデューサー(兼ファシリテーター)をした立場として、以下のように総括させていただきます。
 

 

< 総 括 >

2010年の九州パパサミットでは「育児時間を60分にする。」という家庭内での目標を掲げました。それはあくまでも「家庭内」であり「1人の父親」としての目標でした。しかし、今回の九州パパサミット2011年では「もっと他のパパと繋がりたい」「情報を共有したい」という「個」→「社会」へ向けた発言が多く出ました。

現代の子育て社会で「ママ友」という言葉が当たり前になったように、僕たち「イクメン」と呼ばれたパパ達は、次のステップとして「パパ友」としてつながり始めています。
現在はIT、クラウドの技術に加え、ソーシャルメディア(Twitter・facebookなど)の急速な普及により、日本だけに限らず、全世界にパパ友ができる環境が整っています。インターネット上で他のパパの子育て、夫婦関係、働き方、地域との関わり方などを共有し、刺激を与え合い、それを自分のライフスタイルへ取り入れ始めました。

また、一方で顔の見えるリアルな「パパ友」の存在も重要だと気づき始めました。それは住んでいる都道府県であり、市町村であり、校区であり、自治会であり、同じマンションであり、隣の家のパパなのです。毎朝、自分の子どもに「おはよう!」と言える「縦の関係」だけでなく、近隣のパパが校区の子ども達に「おはよう!元気か?」と言える「斜めの関係」へとシフトしていく…。それが、地域の価値を高め、子ども達を守る「地域の父親」であると気づいてしまったのです。
「パパ友」というキーワードでつながり始めた「グローバル」かつ「ローカル」な父親達。家庭単位で子育てを楽しむ「イクメン」の先にあるもの…。それは「パパ友同士でつながる」ことでした。

九州パパサミット2011宣言「パパ友同士でつながろう!」

 

 
 
私たちFJQは、この宣言をテーマに、来年の「九州パパサミット」、さらには「アジアパパサミット」に向けた次の一歩を踏み出したいと思います。
参加されたみなさま、関係者のみなさま、本当にありがとうございました!
 

九州パパサミット2011総合プロデューサー
ファザーリング・ジャパン九州 理事
パパ薬剤師 中村守男