森島孝コラム

結婚記念日

こんにちは、森島です。

7月7日は僕たち夫婦の結婚記念日でした。同じ日の方もたくさんいますね。1年に1回しか会えない日なのにね。

さて、今回は結婚15周年という節目の年(水晶婚式と言うみたい)でした。お祝いに久しぶりの夫婦ランチへ。大変な天気の中でしたが、前々から予約をとって、仕事も調整していたので行ってきました。

以前は、必ず毎月1回、外で夫婦二人の時間をとっていたのですが、最近は子どものクラブチームのお世話でなかなか時間がとれませんでした。子どものことや仕事のことや子どものことや自分たちの将来のことや子どものことなどを話しましたが、こういう二人の時間はほんと大切だなーと思います。

我が家は特別?夫婦の危機はありましたよ

我が家はラブラブとはまた違った感ですが、夫婦仲はかなり良い方だと思います。講演などでもそんなお話しすることも多いのですが、「森島さん夫婦だからうまくいくんですよ」なんて言われることもしばしば。

でも実はそんなことはなくて、次男が生まれてしばらくの間(6,7年前)は、結構マズイ時期もありました。原因はぼくの働き方だったりしたのですが、妻の気持ちがぼくから離れていってるのをなんとなく感じながらも、毎日ケンカが絶えなかったわけでもなかったし、家族としての日々はそれなりに楽しかったので「結婚して家族になって数年も経てば”こんなもの”かな」とやり過ごしてしまってたんですね。

だけど、妻も再就職を果たし、育児と家事をこなしながらの忙しい毎日の中で、それぞれの時間をより充実したものにしていきたいと思った時「このままじゃだめだ!」と考えるようになりました。

お互い夫婦や親としての義務と責任を果たしたら、それぞれ勝手に自分の人生を楽しみましょうね…と言いかねないその頃の妻の様子に「マズイ!ここで関係を修復しないと本当に気持ちが離れていってしまうかも……」と焦りが生まれたんです。

せっかく縁あって夫婦になれたんだから、もっと仲良くしたいし、夫婦の時間も楽しみたい……!
それに共働き生活になって、毎日忙しく頑張ってくれている妻に対しての感謝の気持ちが改めて大きくなり、もっと大事にしたい思いが溢れてきたというのもありました。

言葉と行動で伝えなくちゃ!

その頃の妻には、ぼくへの不満が少なからずあったわけですが、ぼくは出会った時から変わらず好きな気持ちに変わりはなかったし、大事にしていたつもりでした。
子どものお世話や家の事だって、周りのどのお宅のパパよりもやっていると思っていました。

でも、好きな気持ちを言葉にすることは年々なくなっていたし、妻の話をゆっくりと共感しながら聞くことも、いろいろと余裕のなかったその頃のぼくにはできてなかった。
育児も家事も頼まれたことは文句など言わずしてたけど、自分から進んで考えてやってはいなかった。

それじゃあ、ぼくの気持ちは伝わらないし、受け身な様子のぼくに妻が不満を抱えるのも仕方がないことだったと思います。

恥ずかしいのは最初だけ。好きだよって伝えよう!

反省したぼくは、まずそれまでの態度を謝りました。
そして妻を大事に思う気持ち、好きな気持ちを常日頃からとにかく言葉にすることにしました。
(最近は言ってないですがw)あの時は毎日「好きだよ」「今日も可愛いね」と愛情表現をしていました。

もちろん最初は恥ずかしいので、勇気が要りました。
それに、それまでそういったことをほとんど言わなくなっていたのに、急に好きだなんだと毎日言われるようになった妻の方も驚いて「急にどうした?なんかやましいことでもやらかしたの!?」と反応が冷ややかなことも初めは多く、心が折れそうになることもありました。

でも、時に冷淡な妻の反応にもめげずに言い続けているうちに、すっかりその状態が当たり前になって、ぼくのほうは全然平気になりました。
それどころか、わざとのように言ってるうちにこちらも楽しくなっちゃって、ますます素直に気持ちを伝えたくなっていって。

自分が変われば相手も変わる

一方、毎日言われる方の妻もまんざらでもない様子になってきました。
うちの妻はドライ照れ屋なので、同じように表現してくれることはまずないですが、こちらからどんどん愛情表現しているとぼくへの接し方が変わってきました。

どうせ共感して聞いてもらえないし……と、夫婦仲の危機の頃はあまり胸の内を話してくれなくなっていたのが、ぼくの態度が変わったことでまた安心して思っていることを話してくれるようになったのです。
(後から聞いた衝撃の話としては……その頃ぼくは妻から脳内離婚されていたらしい……!ひぇ〜)

夫婦は鏡。最初はフリでもいいんです!
夫婦は合わせ鏡って本当です。
ぼくが言葉と態度にわかりやすく出して妻を大事にすればするほど、妻のぼくへの態度も優しいものになってきました。

最初は躊躇するかもしれませんが、素直に気持ちを伝えるだけで夫婦仲はとっても良くなります。これホント。

最初はふざけてでも、わざとでもいいんです。
好き好き言ってるうちに、 それが当たり前になるどころか、好きな気持ちも高まって、どんどん相手のいいところが目についてますます褒めたくなってきますから。

『フリでも仲良くしてたら本当に仲良くなるもんだね〜。笑』って妻。
「え?フリ!?」とドキッとしますが、これ結構真理をついてる気がします。

夫婦円満の5つの秘訣

  1. 「好きだよ」「大事だよ」と言葉に出して愛情表現をする
  2. スキンシップを多くとる
  3. 「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉にしてその都度伝える
  4. 毎日の夫婦の会話の時間を大切にする
  5. 忙しいときほど相手の立場になって共感し、寄り添う

ぼくはこの5つのポイントを妻との関係を修復する際に強く意識しました。

今回は①の愛情表現の効果について書きましたが、②のスキンシップも同じくらい大切だと思います。

我が家は毎日「おはよう」や「いってきます」「おかえり」や「おやすみ」の際にはハグもするしキスもします。子どもとだって。
夜は同じベッドで寝ますし、出かけるときは手をつなだりなんかも。

仲がいいからハグするんじゃなくて、ハグしたりスキンシップをするから仲良くなっていくんですよ!

もし、うちも夫婦仲が最近危機かも ……という方がいらっしゃたら、上の5つをぜひ試してみてください!今からでも遅くないですよ!!