谷口忠コラム

親子での経験と思い出。私がFJQの活動で学んだこと

理事の谷口です。

私はこれまでファザーリング・ジャパン九州(FJQ)の活動に数多く関わってきました。

中でも毎年恒例のパパキャンプでは、子どもたちと一緒になって、自然の素晴らしさを満喫すると共に、電気もガスも無いなかで火を起こす大変さ、夜の暗さの怖さを感じたり、料理をすることで食べることの有り難さを学んできました。

熊本地震、現地を訪れて確信したこと

3.11東北大震災、そして今年の4月の熊本地震では、離れた鳥栖市にある我が家も大きな揺れを感じました。

余震、本震ともに仕事のため家を開けていましたが、マンションということもあり、幸い被害はありませんでした。

直後より、ボランティア活動のため何度か熊本を訪れましたが、被害の状況を目の当たりにして、当たり前の日常が当たり前ではない事に気づきました。

どうやって生き残るか。安全なものは何か?考えたときに、まさにキャンプをはじめとするFJQの野外活動で学んだことが役に立つと確信したのです。

おもいっきり遊び隊の活動(熊本県 江津湖広木公園)

痛みを感じることの大切さ

また、私の職業が看護師ということで、キャンプでケガをした時の応急処置をする場面も多々ありました。

一般に危ないことはさせない親も多いですが、回復できる程度のケガはしておいた方がよいと思います。

痛みを感じることで、誰か回りの人がケガをした時の痛みも分かるでしょうし、どこまでしたら危険かなんてことは、やはり経験してみなければわからないことだと思います。

親と子で忘れられない思い出を

今後、地域の親父の会でも冒険遊び場・プレイパークの活動を始める予定です。

「あれは危ない!」
「これはしないほうがいい」

などと、何かと子どもたちのすることに口を挟みたくなりますが、そこはグッと我慢して、まずは色々なことを経験する事、子どもたちの成長する力を信じて、見守ることを大切にしたいと思います。

プレイパークは、福岡県では広く開催されています。PLAY FUKUOKAさんなどで情報が得られると思います。

また、来年もFJQではパパキャンプを実施します。

親と子で忘れられない思い出を作りに、ぜひ参加ください。

(執筆:谷口忠