吉村伊織コラム

はじめての父の日に思ったこと

こんにちは、吉村です。

11年前の1月、僕は父親になりました。

長男が生まれたのは熊本の病院。
前日の夜に妻から陣痛が来たことを告げられ、
当時車を持っていなかった僕は天神でレンタカーを借りて熊本に急ぎました。

結局生まれたのは夕方だったので、朝を待って移動しても間に合っていたんですけどね。
それも含めていい思い出です。

その年の6月19日、父親になってはじめての「父の日」を迎えました。

朝、妻からプレゼントのネクタイを手渡され、
「そっか、僕も父親だもんね」
と、今までと違うちょっと不思議な感覚を味わいました。

と同時に、
ひとつの後悔が走りました。

 

その前の月、5月の「母の日」には、妻に対して何もなかったのです。

プレゼントもなければ、
感謝の言葉すらない・・・

それぞれの実家の母親には、プレゼントを送っていました。

でも、目の前にいる息子の母には何もない。

僕は、はじめての父の日を味わわせてもらったのに。

父親としての実感がまだ乏しかったんだと反省しました。

 

父親であるというのは、妻が母になってくれたおかげです。

生まれた時にはありがとうを伝えたけど、
毎日の中で少しずつ薄れていたのかもしれません。

 

父の日は、自分の親に日頃の感謝を伝える日。

自分が親になったら、
父親にならせてもらった妻と子に感謝することも必要だと思うようになりました。

最後に、これから父親になる人へ。

 

カレンダーの順番で行くと、母の日が先にやってきます。

親になって最初に迎える母の日には、
奥様に感謝の気持ちを伝えてください。

執筆:吉村伊織