活動レポート

【寄稿レポート】「一緒にワクワクパパの子育てスタートアップ」(福岡市)

※このレポートは、当日イベントに参加された福岡在住のよーこさんより寄稿いただきました。

2020年10月11日(日)福岡市ライフワークバランス推進事業として、福岡市男女行動参画推進センターアミカスにて「一緒にワクワクパパの子育てスタートアップ」が行われました。

講師は、ファザーリング・ジャパン九州(FJQ)共同代表理事の森島孝氏でした。講座は、3つのパートで構成されていました。

  1. 講演「笑っている父親になろう」
  2. 男性育休トークセッション
  3. グループトーク

①講演「笑っている父親になろう」

結婚・出産という人生これから幸せが増していくはずの時に、自殺・離婚・虐待などが起こってしまうのは、ママのワンオペが、大きな原因の一つであり、それを解消していくための考え方や道筋、具体的な方法などが、順を追って語られました。

最初に、女性の愛情曲線の話がありました。出産直後から女性の愛情は、一気に子どもに向くのは当然だということを知り、パパがママに対してちゃんと関わっていくことで、「回復グループ」に入れるけど、ちゃんとやらないと「低迷グループ」に入ってしまうと言うのです。愛情曲線が一旦下がるのだということをパパが知っていれば妻の気持ちが冷めてしまったと感じないで済み、ある程度仕方ないと受け入れられるようになります。マインドチェンジができるのです。

では、どう関わっていけばいいのでしょうか?

まず、NGワード「手伝ってあげる」などの言葉の説明やイイトコドリの家事・育児ではいけない事の話がありました。本来妻がすべきことなのだという意識、やってあげていると意識ではなく、育児も家事も他人ごとではなく「自分ごと」にすることが大切だということです。

また、男性と女性の違いを知ることは大切で、1日に使う言葉の数や、コミュニケーションの傾向の違い、ストレス対処法の違いの話がありました。

これらのことを踏まえて、パパ側への3つのポイント「傾聴」「共感」「賞賛」の言葉が、提案され、それはもう呪文のように唱えるくらい意識していこうと言われました。ママ側へは、「門番にならない」「ほめて育てる」「あきらめない」が、提案され、具体的な方法も提示されました。

「父親支援は最大の母親支援となり、それこそが最高の子ども支援になる」という視点で語られる言葉は、わかりやすく説得力がありました。

②男性育休トークセッション

男性育休トークセッションでは、FJQのメンバーである竹内進氏、木佐貫純司氏、早田宝得氏が登壇されました。それぞれの自己紹介の後、森島氏が質問をし、育休取得経験者たちが、自分の経験をもとにお話をされました。フロアーからの質問もありました。

Q1 なぜ行く育休を取ったのか?

  • 妊娠中に、妻から自分だけキャリアが止まるのはおかしくないのか?との投げかけがあり、そこから考え始めた。
  • 1人目の時、可愛い娘とほとんど過ごせなかったし、妻に任せきりだった。長男が生まれるというタイミングで、支えてくれた妻への埋め合わせという意味と娘との時間を取り戻すという意味もあった。
  • 料理担当が自分であり、自分がとるのが自然だった。

Q2 会社の反応は?

  • お偉いさんは、裏でよくは言ってなかったようだ。
  • 会社へは、理論武装していた。
  • 自分がとったころは、まだ体制が古く、風当たりは強かった。職場の女性の理解を得ることから始め、そこから男性も巻き込んでいき形をとった。業務のことなども話し合っていった。

Q3 収入はどうなる?そこが心配。

  • 半年間は2/3もらえ、それ以降は1/2もらえる上に、社会保険料など免除される。飲み会代、付き合い、昼の弁当代、スーツ代、シャツ代、後輩におごる、交通費‣・などの経費が掛からなくなることなども併せて考えると、実質少し減るくらいという感じだった。

Q4 キャリア、昇給昇格に対してどうか?

  • 自分のキャリアが塩漬けになる、その葛藤はあった。しかし、キャリアを人質に取られない仕事ができるようになったとも言え、精神衛生上は良かったのかもしれない。
  • 本当は、不利益があってはいけないのだが、実際、不利益があることもある。しかし、家族のことこそ大切であり、本当に大切なことは何かを考えた。
  • 女性だって育休を取ったからと言ってキャリアがつめないかというとそんなこともない。長い期間で考えた時、たいしたことではないかもしれない。

Q5 最後に一言

  • 復帰した後の仕事にコミットできた。タイムマネージメントなどで学ぶことが多かった。外部研修に行ってきたようなものだと感じた。
  • 育児休業を取るときは、腹をくくる必要がある。自分の人生、家族、キャリアのこと考え、自分の人生どう生きるのかの責任を取る覚悟。復帰して残業をせず帰り、それだけの仕事をするところを見せたいと思った。
  • 子育ては、寝れない・腱鞘炎・しんどいものであり、愛する妻に一任していい状態ではよくない。2人で分かち合う。
  • 育休を取りましょうと言っているわけではないが、育児を自分ごととしてとらえるには、わかりやすい話題だと思ってのトークセッションだった。

③グループトーク

パパたちの3テーブルとママたちの1テーブルに分かれて、今日の感想をシェアし合ったり、FJQのメンバーからのアドバイスなどもあったりしました。皆さん、興味を持って参加してきていて、積極的に話が行われていました。

今回は、アミカスというリアルな会場だけでなく、オンラインでの配信も行われ、グループトークでは、オンラインで参加の皆さんとも交流を図るという試みが行われました。

福岡市が主催の講座でしたが、「良い父親」ではなく、「笑っている父親を増やす」というFJQのミッションが、分かりやすく、具体的に伝わる講座でした。

TNCの取材も入り、同日夕方「ライフニュース・イット」において、紹介されました。

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