杉山拓人コラム

お見送りが繋げてくれる幸せの環

4歳男児と1歳女児双子のとーちゃん、杉山です。

「才気煥発」でおおっ、と思わせることが多く頼もしいお兄ちゃんとマイペースで「唯我独尊」な長女、分かりやすい表情と行動で「天真爛漫」な次女との生活は騒々しくも刺激的で、子供たちの楽しくしている姿に癒され、励まされています。

できることなら毎日、仕事を早く終わらせて帰宅し、子供と一緒にお風呂、ご飯、遊んで絵本を読んで就寝、という生活を行いたい、とは思っていますがなかなか実践に至らず。双子が両方とも夜の就寝時にママのいるときはそちらの方に一目散で、まず一緒に眠ってくれない、というのが目下の悩みでして、やはりお任せし過ぎてしまっていたからなのかなあ、などと過ぎた日々を振り返ったりもします。

こんな書き方すると、双子から懐かれていないんじゃないか、などと心配して下さる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことなく仲良い家族ですよ!!(双子同士は仲良い一方でよく諍いも起こしてますが。)もしかしたらその一助となっていることは、朝のお見送りなのかもしれません。

我が家では、朝ご飯の途中や子供が見たいテレビの途中であっても、私の出勤時にはカミさんがお見送り行くよー、と号令をかけて玄関に集合してくれます。まだ双子が歩けない時はおんぶに抱っこ、あるいは両脇に抱えてお見送りしてくれてました。

早起きが苦手な杉山家の朝は慌ただしいです。朝ごはんの準備しながら子供の着替えをし、ご飯食べ始めたと思ったらもう出発の時間になってしまいます。絵本を読む時間を作れた時は、我が事ながらよくやった、と誉めてあげたい感覚です。

なので、帰りが遅くなった日の翌朝にちょっとでも遅く起きてしまうと、子供の相手は片手間になってしまいがちです。そのため、カミさんも含め家族皆と向き合うことのできるお見送りの習慣は、本当にありがたいものなのです。

家族の顔を確認し、「行ってきます」と「ちゃんと帰ってくるよ」の想いを込め抱っこして別れる。玄関のドアは家からの出口ではあるのですが、閉めても途切れることなく繋がっている絆を確認するための儀式と言えるのかもしれません。その繰り返しが毎日感じる、家族がいることの幸せの元になっているような気がします。私だけの妄想でないと良いですが……。忙しい中でも習慣づけてくれているカミさんに感謝です。子供たちが大きくなっても消えないでいてくれればとーちゃん嬉しいな、と密かに願っています。

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執筆:杉山拓人/双子のとーちゃん