ファザーリング・ジャパン九州理事の馬場です。
先日、鳥栖市男女共同フォーラム 「こどもと話そう 性のこと」に参加してきました。講師は、シオリーヌ(大貫 詩織)さん。
『こどもジェンダー』の著者で一度、お話を聞いてみたいと思ってました。

「性教育は難しい話」「特別な知識が必要なもの」という思い込みが、少しずつほどけていく感覚がありました。性の話は恥ずかしいものでも、遠ざけるべき話題でもなく、私たちの日常の中にすでにある“普通の大切な話”なのだと気づかされました。
父親として講演を聞いて
父親としてこの講演を聞き、性教育は「どう伝えるか」以前に、「どんな姿勢で子どもと向き合っているか」が問われているのだと感じました。正しい答えを用意できているか、気の利いた説明ができるかよりも、話してもいい、聞いても大丈夫だと思ってもらえる関係性が何より大切なのだと、あらためて気づかされました。
これだけできたら十分 性教育のための10箇条
印象に残ったのは、「嘘をつかない」「すぐに答えられなければ保留していい」という話です。父親として、つい“ちゃんと答えなければ”“変なことを言わせてはいけない”と身構えてしまう自分がいましたが、完璧である必要はないのだと肩の力が抜けました。一緒に調べる、動画を見る、考える時間を共有すること自体が、性教育になるという視点は大きな学びでした。
また、「子どもの気持ちをジャッジしない」「代わりに決めない」という言葉は、父親としての関わり方を振り返るきっかけになりました。人生経験がある分、良かれと思って先回りし、選択肢を狭めてしまっていた場面があったかもしれません。子どもの人生を生きるのは子ども自身であり、大人にできるのは情報を渡し、悩む時間に寄り添うことなのだと実感しました。
ジェンダーや多様な性のあり方についての話も、父親として非常に重要だと感じました。男だから、女だからという無意識の前提が、知らず知らずのうちに子どもの自己肯定感や選択を縛ってしまうことがある。すべてを理解できなくても、「自分の知らない在り方がある」と認める姿勢を持つことが、子どもにとっての安心につながるのだと思います。
この講演は、性教育のノウハウを学ぶ時間というより、父親としてどんな大人でありたいかを問い直す時間でした。完璧な父親ではなく、話を聞き、迷い、考え続ける父親でいること。その姿勢こそが、子どもにとっての安全基地になるのだと感じました。



木佐貫純司
山中啓一郎
高橋建二
樋口一郎
小森茂弘
中島宏昭
杉山拓人
早田宝得
吉村伊織
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谷口忠
佐々木基之
岩永 真一
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