木佐貫純司コラム

パパ目線の性教育

こんにちは、木佐貫です。

先日の定例会の中でも少し触れたのですが、パンツの教室という団体が主催している「3歳から始めるとにかく明るい性教育」セミナーに参加してきました。

学びや気づきが多かったので、ぜひコラムでも共有させていただきたいと思います。

私自身、「性教育」に強い関心を持つきっかけとなったのが下記のニュースでした。

🔗中高生の妊娠相談が過去最多に 「一斉休校で増加」慈恵病院が発表【新型コロナ】 | ハフポスト

とくに、女の子を子どもに持つ父親としては、こうした内容は一度は頭に浮かんだことがあるのではないかなと思います。

概要は、「赤ちゃんポスト」で有名な熊本市にある慈恵病院(ちなみに、長男はここで産まれました)で、コロナ禍による一斉休校期間中に、中高生の妊娠相談が過去最多(4月単月で75件)となったというものです。

(写真:時事通信社)

今回学んだ内容をざっくりと以下まとめてみました。

まとめ

  • 「性教育」はタブー視されがちだが、タブーにしているのは、「性」という言葉に卑猥なイメージを持ってしまっている大人の都合。しかし、子どもにとっての性は1ミリも卑猥なものではない。
  • 本来「性教育」とは、「命の誕生の奇跡」「愛し愛されること」「自分の身を守ること」を伝えること。そして、子どもたちが持っている純粋な好奇心を満たし、性教育を行うことで子どもたちの人生に次の3つの大きなメリットがある。
    .
    ❶ 自己肯定感が高まり、自分も人も愛せる人間になる
    ❷ 大切な我が子を「被害者」にも「加害者」にもしない
    ❸ 低年齢の性体験、妊娠・中絶のリスクを回避できる
  • 日本は性教育「後進国」であり、性産業「先進国」である。
  • 学校では肝心なことは教えてくれない。性教育は誰にも「委託」できない。
  • そんな子どもたちのモヤモヤの行き着く先は、「インターネット先生」。
  • 私たちにできることは「性教育」を外部やママだけに丸投げすることではなく、パパだからこそ出来ること、しなければならないこともあるはず。
  • 「性教育」を受けることで「その先に何が起こるのか」をイメージできるようになる。
  • 「今、自分に危険が迫っている!」と判断し、自分自身を守ることができるようになる。
  • 始めるなら3歳〜10歳がゴールデンタイム。「なんで赤ちゃんてできるの?」という質問が「性教育」のスタート。
  • 男の子にこそ性教育を!

具体的なイメージはまだ出来ていないのですが、パパ目線の性教育というのは、まだまだ未開拓なのではないかなと思います。

これからFJQ活動のなかで、何かしら発信したり取組みできたらなと考えています。

【参考文献】