内木場豊コラム

PTA会長、アメリカに行く《その1》

内木場です。

今年の4月に3週間アメリカへ行きました。

アメリカ国務省のInternational Visitor Leadership Programに招待していただいたためです。

このプログラムのテーマは、

“Promoting Workplace Diversity and Inclusion”「多様性やお互いに相手を尊重して一人一人が生き生きと働くことができる職場環境を推進する」で、このテーマに関連する国家機関、自治体部署、企業、団体をアメリカ6都市を横断しながら訪問しました。

 

と同時に、4月から長男が通う小学校のPTA会長になりました。

日本の教育でも個性を尊重する、長所を伸ばすなど随分前から言われていますが、一人一人を一人の人として尊重して、それぞれが生き生きと学べる環境づくりは難しいものです。

 

私は、「普通は〜」「みんなやってる」などという言葉を聞くと、

「だから何?」
「あなたの意見や気持ちを聞かせて」と思います。

 

アメリカ滞在中、「あなたはどう思う?」と、ことある毎に聞かれました。

自分の意見を言うことに慣れていない日本人には難しいこともありますが、繰り返し伝えることで慣れて来るものです。そこから個性も生まれると思います。

 

子どもが、「そんなの当たり前だ」とか、「普通さあ」なんてことを言ったら、「普通って何?それよりあなたの意見は?」と聞いてみてください。

「私はあなたのことが知りたい」と、子どもと向き合い続けたいと思います。

 

個性的で日本とは違うことも多いアメリカですが、到着して最初にそう思ったのはトイレットペーパーホルダーの設置位置でした。

なぜか、座った背面の壁に設置してあり、体を思いっきり捻らないと届きません。

日本ではこういうところはとても考えられた設計になっていて親切だと思います。

個性的なものが良い時とそうでない時もあると思った初日の夜でした。

 

これからも、滞在中に感じたことをつらつらと書いてみたいと思います。

(執筆:内木場 豊