※このレポートは、子育てパパ応援講座に参加された渕 健樹さんより寄稿いただきました。(これまでのレポート一覧)
まるで遠足が楽しみでならない子どものように、講座前日から第2回の子育てパパ応援講座に参加することを楽しみにしていた。
いいパパになるための学びではなく、“ 父親であることを楽しむ ”ための学びができる場が私にとってはこのパパ応援講座である。
講師の馬場さんをはじめ、参加者のパパたちが本当にあたたかく、実に過ごしやすいコミュニティとなっている。
① 今回の講座の前半では、馬場さんの経験やこれまでの大分県のパパコミュニティの動向を知ることができた。
これまでの日本は、育児は女性がするものという考えが根深くあり、男性は育児や子育て支援において『弱者』となっていたということ。今回参加しているパパのように「学びたい」と思ってもそのような機会や場所がなかったということ。「子育ての悩みがある」と思っても聞ける人がいなかったということ。
そして、そんなピアサポートが乏しい環境を変えたのがおおいたパパくらぶのようなパパコミュニティであったということを知ることができた。
それにより、コミュニティの大切さや重要性を改めて考えることができた。
講座の途中には、馬場さんが涙する場面があった。(息子さんが小6の時に書いた卒業作文を紹介する際)そこには、仕事の合間を縫って育児やコミュニティの立ち上げPTAへの参加など、様々な取り組みをするお父さんへの感謝とその背中から学び、自分の将来に生かしたいという思いが綴られていた。
男性が仕事に100%を注ぐ時代はもう終わった。仕事・私事・志事のバランスを保ち、子どものために生きる父親が増えるには、やはりコミュニティの存在が大切であろう。
今回の講座で、パパコミュニティの現状や生い立ち、必要性、そしてどのようにして存続させるか、といったコミュニティの在り方考え方を知り得た。
②次に、後半の絵本読み聞かせ講座では、多くのパパが読み聞かせに苦労していることがわかって正直驚いた。(個人的には読み聞かせが大好きで子どもとの大切な時間として毎日楽しめているので)
『絵本と気軽に付き合おう』絵本は教育のツールではない!この言葉を聞いた時、すごくしっくりきた。目的達成思考のパパたちは読み聞かせが「やらなければいけない」というタスクになり、楽しむことができていないのだと知った。
絵本を通して子どもとコミュニケーションを取れればOK。絵本を読むときにおひざの上に座ってアタッチメントができればOK。絵本を通して楽しめればOK。そんなメッセージが参加者のパパたちの力を抜いてくれたことは言うまでもない。
実際に読み聞かせを行なった際には、読み聞かせのポイントを伝えながら、すぐにでも実践したくなる学びが多くあった。
最後に、本講座を受講するにあたり、多くの学びがあることはもちろんのことだが、参加者同士の結束も高まってきていることにも注目したい。おおいたパパくらぶin日田の発足と滑り出しに本講座での学びが生かされることは言うまでもないだろう。
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