馬場義之コラム

葛藤と分岐点の2020年、そして2021年へ

ファザーリング・ジャパン九州理事の馬場です。

今年最後のコラムは、2020年のふりかえりと2021年の展望について書きたいと思います。

1. 2020年はどんな年だったか

2020年は色んな意味で分岐点だった。

50歳になり、自分なりに
「五十にして天命を知る」を問いかけていた。

コロナ禍の中、なかなかリアルに人と会えないもどかしさがあり、

日々悶々と過ごして時期もありました。

2.リアル×オンライン=ハイブリット

そんな時に講演会の依頼を受けた。

最初は戸惑いもあったけど
パパたちの前で話すことが楽しかった。

オンラインでは味わえないリアルな価値観を肌で感じました。

(写真:大分県子育てパパ応援講座より)

この時期にリアルで講座に参加するパパたちに対して、

求めてくるものが違うことを実感しました。

風は変わりつつあるなぁ

そう思うと、つい嬉しくなり、熱く語ってしまった(笑)

一方でオンラインでの講演も増えてきました。

産婦人科でのオンライン両親学級や
毎年行っていた佐賀県の講演もオンラインでしたね。

どちらがいいという訳ではないですが

リアル×オンライン=ハイブリット
2021年はこれがキーワードになると思います。

3.私事でも大きな分岐点

親父が今年78歳で永眠しました。

決して、模範となる親父ではなかったです。

しかし、親父が「育児なし」のおかげで
今の私があるのは事実です。

子どもの頃は、仕事中心で家庭をかえりみない

親父が嫌でたまらなかった。

そんな関係は、私が親になっても平行線

そんな時に1冊の本に出会います。


安藤さんの本です。

今までの負のスパイラルではいけない

「親の生き方を受け継ぎ、子どもとどう向き合うか!?」

私が探していたヒントがあった。

それからかなぁ
親父に素直になれたのは。

4. 2021年はどんな年か?

親父が亡くなって
日々、バタバタしているというか
あえて色んな事を詰め込んでいる。

いきなり、農業や林業ができるわけではないことは百も承知です。

しかし、ソーシャルなことをやっていると

色んなコミュニティの方を知り合うことができる。

あんなことがやりたいと思ったら相談できる相手がいる。

私の奇想天外な発想も面白いと笑ってくれる仲間がいる。

これは本当に私の財産です。

今すぐには実行できないかもしれないけど

2021年は土台作りをしていきたい。

5.さいごに

こんな時代だからこと

人とリアルに会える時間を大切にしていきたいと思います。

もっと、もっと話しておけば良かったと過去形にならないように

今を楽しく生きていこうと思います。

日本中に笑っている父親が

増えるように、微力を尽くします。