こんにちは、ファザーリングジャパン九州の中島宏昭です。
このコラムでは私が、1年間夫婦同時に育休を取得した経験から感じたメリット・デメリットについて紹介します。
私が育休をとって感じたメリットは、
- 育児、家事のスキルアップ
- 家族で過ごす時間
- やたらほめられる
- 仕事から離れる経験
- 達成感
です。
一方、育休をとって感じたデメリットは、
- 収入減
- 夫婦喧嘩
- 仕事のブランク
です。
これまで、
一つ目のメリットとして、「育児、家事のスキルアップ」を、二つ目として「家族で過ごす時間」についてふれましたが、今回は《メリット③》について紹介します。
《メリット③》やたらほめられる
モチベーションが生まれる
「良いお父さんですね~」
「お父さんがお世話してえらいね~」
父親が子どもを連れて出かけるだけで、やたらほめられる。
見ず知らずの人たちから笑顔で声をかけられ、ほめられる。
大人がこのような経験をできるのは、子連れのときくらいではないだろうか。
ほめられるとうれしいもので、単純に「もっとほめられたい」と思うようになる。
「もっといろんな場所に子どもと行ってみよう」
「もっと家事を上達しよう」
そんなモチベーションが生まれる。
ほめられて伸びるタイプの私。
好循環。
育休中というだけでほめられた
育休中、いろいろな場所に子どもと一緒に出かけた。
子育てサロン、保育園、商店街、公園、小児科、スイミングスクール、図書館のおはなし会、料理教室、など。
成人男性は私だけという空間ばかりで、珍しがられた。
育休中というだけでほめられた。
たまに自分と同じような子連れの男性を見かけると一方的に仲間意識を抱いていた。
出会う機会が少なくパパ友はできなかったが、よく会うママさんたちとは軽いおしゃべりができるようになった。
(料理教室の様子)
誤解されたことも
子育てサロンでは息子が1人でおもちゃを使って遊んでいたので、その間、ほかにやることのない私はお手玉をしていた。
いつもやっていたのでお手玉2個を投げることに慣れてしまい、お手玉3個をジャグリングのように投げ続けていた。
子どもたちが寄ってきて喜んでくれる。
「上手ですね~」
とママさんたちからほめられる。
うれしい。
ある時、ママさんから言われた。
「お仕事は大道芸人ですよね」
誤解だ。
平日の昼間にジャグリングの練習にきていると思われてしまっていた。
週一のベビースイミングでも
週に一度はベビースイミングに通っていた。
息子を抱っこしながら水中をウォーキングしたりジャンプしたり、なかなかハードに動く。
通いだした初めの頃は泣いてばかりだった息子が、数か月たつとニコニコしてプールに入る。
「○○くん、上手になりましたね~」
先生やママさんたちから言われる。
うれしい。
(ベビースイミングの写真)
PC画面の向こうからも
育休中にオンライン英会話を始めた。
先生はフィリピン人が多い。
フィリピンの育休は女性が60日間、男性が7日間らしい。
1年間の夫婦同時育休中であることを話すと、
“Wow, that’s amazing!”
と驚かれる。
そして、
“You are a good father!”
とほめられる。
“I`m happy.”
自分ももっと周りの大人をほめよう。
次回はメリット④について紹介したいと思います。
読んでくれた人は、優しい人ですね!
(執筆:中島宏昭)