こんにちは、ファザーリングジャパン九州の中島宏昭です。
このコラムでは私が、1年間夫婦同時に育休を取得した経験から感じたメリット・デメリットについて紹介します。
私が育休をとって感じたメリットは、
- 育児、家事のスキルアップ
- 家族で過ごす時間
- やたらほめられる
- 仕事から離れる経験
- 達成感
です。
一方、育休をとって感じたデメリットは、
- 収入減
- 夫婦喧嘩
- 仕事のブランク
です。
今回は《メリット④》について紹介します。
《メリット④》仕事から離れる経験
今回の育休は私の人生で初めて、仕事から解放された期間でした。
そんな私が仕事から離れたことでできた経験は、
- 少しの時間でも子どものことを見てくれる人がいると、とてもありがたい
- 平日の昼間には街に男性があまりいないことに気づく
- たまに同世代の男性と遭遇しても、仕事の話題がない状態では雑談がおぼつかない
- 先に復帰したパートナーを見送り、社会との接点が欲しくなる
- 同じような経験をしている人の話を聞きたくなる
- 時間があっという間に過ぎていき、気づけば夕方、育児をしているだけで1日が終わる
- 「長く休んでたら仕事行きたくないでしょう?」と聞かれることが多いけど、自分では早く仕事復帰したいと感じる
エピソード①
近所の子育てサロンに行くと、利用者はママばかり。
ママ同士の会話が聞こえてくると、「うちのパパは仕事が遅くまであって帰ってこない」「土日も子どもを見てくれない」といった話題。
言いたいことはあるものの、会話に入る勇気が持てず・・・
男性と出会って会話を試みると、「お子さん何歳ですか」「どのあたりに住んでるんですか」程度で話が終わり、沈黙・・・
自分のコミュニケーション力のなさを痛感しました。
エピソード②
仕事から離れているのに、図書館で仕事術系の本を借りまくる。
読んだ本の内容をパワポにまとめる。
なんとなく仕事した気分になる。
エピソード③
FJQに参加するようになり、自分と同じような子育て中のパパたちとつながる。
毎日の記録を簡単にでも残しておくこと、子どもの反抗期への向き合い方、夫婦円満のためにしていること、PTAや地域活動の魅力などなど、
たくさんのことを教えてもらい、仕事以外の仲間がいることの嬉しさと心強さを感じました。
(写真:昨年参加したFJQ主催の父子キャンプ)
仕事から離れたおかげで、多くの気づきがあり、多くの出会いがあり、人として大きく成長できたと思います。
仕事以外の部分で自分には何があるのか、何ができるのか、何をしたいのかを考えるようになりました。
そして仕事への意欲も高まりました。
次回はメリット⑤について紹介したいと思います。
(執筆:中島宏昭)