中島宏昭コラム

2年ぶり2回目の育休生活

こんにちは、中島宏昭です。

これまでのコラムで書いてきましたが、私は第2子で約1年間、第3子で約半年間の育休を取得しました。

育休を終え仕事復帰した今、2回目の育休を振り返ってみます。

写真:(左)長男、(中央)次女、(右)長女

≪育休の取得≫

初めて育休をとったときと比べて、「育休をとる人」と思われていた分、上司には話しやすかったです。

早い段階で相談できたことで仕事の年間スケジュールを見ながら業務分担や引継ぎ時期の調整ができました。

≪助産院での出産≫

第1子と第2子は産婦人科での出産だったのに対し、第3子は助産院での出産を選択しました。

先生からは「赤ちゃんが健康に生まれるには、お母さんがリラックスして頭も体も出産モードになることが大切」と言われ、日々の生活で妻に負担をかけないように家事や上の子たちのお世話を心がけました。

 

午前2時30分ごろに陣痛の兆候があり、3時ごろに先生に電話。助産院へ向かうことになり、半分寝ている状態のこどもたちを連れてタクシーに乗車。5時前に助産院に到着しました。

うす明かりの和室で出産が近づくなか、こどもたちは絵本を読んだりおもちゃで遊んだりしながら少し落ち着かない様子でした。いよいよ出産のとき、こどもたちも立ち会って家族みんなで赤ちゃんをむかえることができました。

 

出産直後、「お父さん上半身裸になってだっこしてください」と先生から赤ちゃんを受け取りました。まだドクドクと脈打つへその緒がつながったまま。3人目にして初めての経験・感触にとまどいながらも感動しました。

へその緒とつながったままの胎盤もみせてもらいました。「食べますか?」と聞かれましたが丁重にお断りしました。(妻は一切れ食べました・・・)

 

長女に感想をきくと「お母さんから赤ちゃんといっしょに玉ねぎみたいなものがでてきた」とのことでした。

長男は陣痛に耐えるお母さんを心配そうに見つめ、なでなでをしてくれていました。

 

助産院での出産は、家族がいること・増えることのありがたさを強く実感した経験になりました。

先生には産前産後の体のケアとして、「楽健法(足で踏むマッサージ)」を教わり実践しています。

また、助産院退院後は先生から「お父さんに聞いてもらいたい話」として、産後の心や体のこと、産褥期の過ごし方について直々に説明を受け、より一層産後のサポートをしていきたいと心がひきしまりました。

≪育休中の生活≫

2人目のとき同様に夫婦同時の育休だったので、協力し合って家事・育児を行いました。産後は特に、妻が授乳以外寝てられるよう、家事全般をやっていました。

日中は上の2人を保育園に預け、家で赤ちゃんと3人で過ごしました。外に行けるようになるとお散歩したり買い物したりしていました。出かけている間は妻に家でゆっくりしてもらうためでもあります。

1回目の育休と比べると、楽になった部分が多かったです。赤ちゃんの世話には慣れていたので寝かしつけやミルク、沐浴など懐かしみながらできました。

長女が成長し、赤ちゃんのお風呂上がりの着替えやタオルの準備、泣いているときに抱っこしたり絵本を読んであやしたり、食器の準備をしてくれたりと、お手伝いをしてくれることでとても助けられました。

≪仕事復帰後の生活≫

現在は朝に早起きして、朝食と弁当と夕食をつくるようにしています。

夕方に保育園のお迎えから帰ったあとにスムーズに夕食を始められる。そして夜はできるだけ早く寝たほうが自分の生活リズムに合っていることにも気づきました。

こどもが増えることで手もかかりますが、夫婦で協力することでなんとかやっていけてます。上の子たちは成長も見せてくれるし、家族の絆も深まったように感じます。

復帰後に別の職場に異動しましたが、育児のために短時間の勤務を続けています。理解ある職場の方々のおかげです。

≪おわりに≫

家族のかたちはこどもが増えなくても時とともに変化していきます。その時々で柔軟に対応することが、私の「父親であることを楽しむ」だと思っています。

 (執筆:中島宏昭