代表理事の吉村です。
2016年は、
FJQの代表を前任の小津より引き継いで、
FJQとしても僕個人にとっても変化の年となりました。
理事を9名体制に増やして、
今年は家族で集える「ファミ友会」や「勉強会」を定例化。
つながりを強め交流を深めることをひとつの柱としてやってきました。
父親のつながりはもちろん、
家族同士、子どもたち同士のつながりも生まれて
楽しいことやちょっとした悩みなんかも話すことができたと思います。
土台は夫婦と親子との信頼関係
僕がこの活動に参加したきっかけは、
心理学を学びながら子どもとの関わりについて感じるものがあったから。
親になって子どもと関わることは、
子育てだけに終わらず自分自身が成長すること。
そんな内容のブログを書いている時に、ファザーリング・ジャパンの存在を知りました。
子どもに関わっていくためには、
夫婦と親子の信頼関係がしっかり築かれていることが土台になります。
また家族と過ごす時間を確保したり、社会の一員として責任を果たす姿を子どもに見せるためにも、
働き方に主体的に向き合わないといけません。
イクボス、部下ヂカラが必要です。
地域との関わりから見えてくる課題
PTA会長になってからは、地域と関わることの意味が分かりました。
今年は地域団体の役員も務めながら、
地域の現場にある課題も見えてきて、
僕たち世代がやるべきことを日々突きつけられています。
現役子育て中の親も子も、地域で担える役割があるのです。
そんなことを集まるたびに話し、
社会に向けても発信していく。
それぞれが実践しながら、
お互いに刺激し合って学び合っている。
父親という共通の話題でつながっているのが心強いのと同時に、
それが社会にも影響を与えていると思うと、正直、不思議な感覚もあります。
9人の新メンバーが参画した2016年
2016年は、大分や鹿児島など九州各地から9人の新メンバーが参画し
職種も親子の年代もさらに多様なパパが集いました。
西日本新聞とFJQサイトのコラムにも積極的に関わってくれているのが嬉しいです。
いろんな切り口の父親の姿を発信することで、
メンバー間でも学びや気づきを得ています。
いいメンバーが揃って更新できるようになったコラムは、
たくさんの方に読んでもらいたいコンテンツです。
結婚・子育てのイメージアップで少子化対策につながるし、
男女ともに働きやすい職場、家庭づくりのヒントが満載!
2017年は活動の輪をさらに広げていく
9月には、鹿児島で県内初となる公式パパサークルの設立にも立ち会わせてもらいました(上写真は設立総会の様子)。
各地で立ち上がる父親の姿はカッコいいです。
もうひとつ欠かせない大きな流れとして、
前回の小津副代表のコラムにもあるようにイクボスの波が九州でも盛り上がってきました。
2017年を「九州イクボス元年」とするべく、
年明けから行政、金融、企業からイクボス宣言の立会いや講演、研修の予定が続々と決まっています。
そして2017年には、
大分県でファザーリング全国フォーラムの開催を迎えます。
九州各地、そして全国の父親とつながりながら、
父親が学び合える団体として活動の輪をさらに広げていきたいと思っています。
ひいては地域、そして社会のために
(来年の抱負を一文字で。2016年の忘年会より)
僕たちが一番大切にしていること。
それは、
「父親であることを楽しむ」ということ。
この原点からブレることなく
父親として成長する姿を子どもにも見せていく。
そんな父親たちであり続ける。
それが、
子どもの成長にプラスになり、
夫婦それぞれが充実し、
会社・仕事に良いインパクトを与え、
地域にもっと活力が生まれ、
社会全体が働きやすく生きやすくなると信じています。
2016年も残すところ、あと一日。
今年もたくさんのご支援をいただいたこと、心から感謝申し上げます。
新しい年も、
ファザーリング・ジャパン九州を
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
(執筆:吉村伊織)