パパインタビュー

【第26回】上の子2人と寝る前のパパ独占トークは貴重な体験(明倫法律事務所・青木善裕さん)

このインタビューは、「令和3年育児・介護休業法改正特別企画」として、産Q育Qプロジェクトのメンバーが、男性育休取得者から育休の体験談について話を伺う企画です。

第26回 パパインタビュー

  • 取得者:青木善裕さん(42歳)(勤務先:明倫法律事務所
  • インタビュアー:FJQ 樋口

青木さんは、第10回でインタビューさせて頂いた吉田さんと同じ、福岡市内の弁護士事務所である明倫法律事務所で経営企画の業務を担っておられます。そして、我らがファザーリング・ジャパン九州のメンバーでもあります!以前から、お子さん誕生の際にインタビューをお願いしており、今回、第三子となる次女の誕生を機に、満を持して応えて頂きました。

Q:取得のきっかけは何でしたか?

出産に際し、妻が実家に帰らないことが決まっていため、妻の体調ケアと6歳の長女、3歳の長男をみるために取得しました。今年の2月7日に子どもが生まれたのですが、妻は12月末まで働いており、私が育休を取ることは妻とも相談し、家族のスケジュールに組み込まれていました。

Q:取得にあたり、職場に根回し等を行いましたか?

現在の職場には昨年入社したのですが、採用面接の時から育休を取得する予定であることは伝えており、理解をもらっていました。

Q:取得中は主に何を担いましたか?

妻が生まれた子に集中できるように上の子2人の面倒をみました。以下が、子どもが生まれた翌日と翌々日のスケジュールです。私が行ったのは、上の子の小学校の説明会参加や保育園送迎、子どもの体操教室送迎、食事作り等です。

Q:1日フル稼働ですね!取得して良かったこと、大変だったことは?

良かったことは、出産に立ち会えたことです。人生観が大きく変わりました。大変だったことは特に思い当たらないんですよね。これまでも子どもたちと共に生活していたので。

Q:収入面はどうでしたか?

実は、現在の職場に就職してまだ半年経っておらず、失業給付をもらってから1年経っていないという理由で、正式な育休制度は使えなかったんです。それで、欠勤扱いということになるのではないかと考えています。

Q:これから取得する人へアドバイスするとしたら?

是非取得した方が良いです。家族と過ごす時間を共有してほしいと思います。私にとって、妻が産婦人科にいて家にいない間、上の子どもたちとたくさん話すことができたのは貴重な機会でした。寝る前の時間、生まれた子のこと等について語り合いました。慌ただしい毎日の中でも子どもたちと気持ちを伝えあう時間が取れたのは大きかったです。

 

(編集後記)

育休インタビューを始めてから、同一自治体の方はおられたのですが、同一民間事業所(法律事務所)としては初めての2人目の取得者インタビューとなり、職場の働きやすさも伝わってきました。

青木さんの上の子たちと赤ちゃんとの写真には、普段からお子さんを中心に生活されていることが、にじみ出てくる良い写真で、こちらまで笑顔になってしまいます。寝る前にパパしかいないことが、逆にコミュニケーション促進になったというのは良いエピソードだなと思いました。